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加藤郁之進


タカラバイオ株式会社
加藤 郁之進



世界に羽ばたけ日本のバイオ

[図7]
  これがタカラPCRサーマルサイクラー、Dice、ですが、これは、実はサンヨー電機と共同開発しました。昔は、パーキンエルマーが独占的にタカラに販売させていたのですが、現在は複数の企業がサーマルサイクラーを販売しています。Diceは安価で性能がいいということで、よく売れています。しかし、PCRは増幅に、サーマルサイクラーという機械が必要です。それを克服しようと、我々は、長期間研究開発を続けた結果、等温で、温度を変えずに遺伝子を増幅する方法を発明しました。これをICAN法と呼んでいます。

[図8]、[図9]、[図10]
  ICAN法は装置がいりませんので、ベッドサイドで、患者さんの前で、たとえばこの薬を飲んでも大丈夫かというテストが簡単に行えます。金ナノパーティクルを使って反応するのですが、基本的にはDNAを増幅しなければならず、その増幅する技術がICAN法です。

[図11]
  当社はいろいろなことやっておりますが、日本政府がテーラーメイド医療に貢献しようということで、SNP、要するに一塩基多型のプロジェクトを進めています。皆さんは互いに似た遺伝子をおもちなのですが、部分的には違う塩基配列をおもちです。SNPは、約1キロベース、1000個塩基に1個違うわけです。

[図12]
  SNPの説明でよく言われる例ですが、アルコールを飲める人、飲めない人というのは、ある場所の遺伝子が、塩基が1個変わっていることによります。要するに、グルタミン酸がリシンに変わっているだけでアルコールが飲めなくなります。

[図13]
  SNPを実際にタイピング(遺伝子型を調べる)すると、へテロの方が多いのですが、ワイルドのホモ、要するにお酒がたくさん飲める、お酒何本飲んでも平気という方もいます。

[図14]
  この会場にはヘビースモーカーの方はいないようですが、タバコの害を排除する遺伝子が日本人というか、世界の人間の約半分が欠失しています。そういうものも簡単にテストできます。このように、タバコの害を排除する遺伝子が欠失している方が、もしタバコをお飲みになれば、当然害は蓄積しますので、肺がんとか肝臓がんとかになるリスクが非常に上がります。


[図7]


[図8]


[図9]


[図10]


[図11]


[図12]


[図13]


[図14]


Last modified 2004.3.1 Copyright(c)2002 The Takeda Foundation. The Official Web Site of The Takeda Foundation.