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加藤郁之進


タカラバイオ株式会社
加藤 郁之進



世界に羽ばたけ日本のバイオ

  もう一つ、アメリカ人が非常に興味を示しますが、100歳以上の方が沖縄に圧倒的に多いのはなぜか。彼らは非常にこの辺のサイエンスもやりたいと考えています。はっきり申しまして、バイオはそういう不老長寿に挑戦する技術を全部もっているのですね。

  この日経バイオさんが毎年出されるランキングをご覧いただければわかると思うのですが、トヨタ自動車とか、かなりの異分野、要するにITがらみ、もしくは自動車、そういうバイオとは縁のなさそうな会社が、実は最近非常に激しくバイオの研究を行っています。

  我々もトヨタ自動車とご一緒しているプロジェクトもありますが、そういう時代になってきまして、バイオというのは結局、逆に何をする分野かというのをよく聞かれます。あらゆる分野でバイオという言葉が使われるので、バイオとはどういうことかと、言われるのですが、簡単に申しますと、遺伝子の動きをとらえながら、たとえば微生物のコントロールとか、それから環境のコントロールとか、そのようなことをやる分野だというふうにお考えいただければ、間違いないかと思います。

[図3]
  いろいろな企業がしのぎを削って特許を出しているのですが、日本の特許庁を調べますと、味の素、日立製作所、タカラバイオという順番で出てまいります。我々は日立製作所とは比べようのない小さなグループですが、やはり、特許はどうしても重要です。我々は、遺伝子工学から始まった会社ですから、遺伝子医療や、バイオ医食品、つまりいろいろなサイトカイン等の、体に有用なものを誘導する食べ物がの研究を両方行っております。

[図4]
  日本人の3大死因は、悪性腫瘍のがんです。次に血管障害で、糖尿病が原因の場合が多々あります。糖尿病というのは皆さんもご存知の通り、血管病で血管をボロボロにします。それが心臓であるか脳であるかの違いでして、今、日本人はがんか糖尿病で亡くなっていると言えるかと思います。

[図5]
  もう一つ、それ以外にどんどん変わったウイルスが出てまいりますが、これもやはり、そのウイルスがもっている遺伝子がわかりますと、対処法がどんどんわかってまいります。ですから、昔と違って、ウイルスなどが出てきても、バイオテクノロジーを用いて、すぐにいろんなものがつくれます。我々SARSウイルスが出て、すぐ診断キットを発売たら、タカラは対応が早いとほめられましたが、遺伝子配列が分かっていれば、対応可能です。このように、見かけとかそういうものと関係なく、根本的に理解可能な状況です。

[図6]
  先ほどPCRというのがバイオの基盤といいました。細かいことは申しませんけれど、二本鎖のDNAを熱で一本鎖にしたり、酵素を使ったりして増やしていくのですが、このときにある装置が必要です。

























[図3]



[図4]



[図5]



[図6]



Last modified 2004.3.1 Copyright(c)2002 The Takeda Foundation. The Official Web Site of The Takeda Foundation.