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舘 |
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東京大学教授
舘 |
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遠隔操作できる分身ロボット |
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質疑
質問:東大のマトソンといいます。とても面白いお話をありがとうございました。
駒場キャンパスで手話などを脳科学でやっているのですけれども、くまのぬいぐるみのアバターの技術とTELESARの両者を用いて、
耳の聞こえない方が使うことができる電話を開発することができるように思うのですがいかがでしょうか。
舘:おもしろい発言ありがとうございます。
実際そういうことは十分可能ですし、我々は今、今日ご紹介しなかったのですけれども、皮膚感覚を伝えるということをやっておりまして、
電気刺激を使って、触った感覚を伝えようという研究も行っております。そういったものも応用が可能ではないかなと思います。
質問:耳の聞こえない方々にとっては、電話は無用の長物なのですけれども、そういうことができる電話ができるようになると考えていいのですね。
舘:そう思います。
質問:藤田と申します。今、工学的には大変すばらしいものが開発されていると拝見したのですけれども、
これはコミュニケーションとかエンターテイメントとか、そういう方向への応用というのも大きく考えられるし、産業面での広がりも大きいと思います。
武田シンポジウムですので、人間にとっての富という展開から考えますと、今のバーチャル環境をうまく見せるというテクノロジーを、
アートとか、エンターテイメントへの展開の方向に使うような研究にご協力されたことがあるのでしょうか。
先生ご自身がやられるということでなくて結構ですが。
舘:おもしろい貴重なご意見だと思います。実際、日本バーチャルリアリティ学会は、アートを融合しようと、アートという言葉はもともと技術であり、
芸術であったのですが、今は技術と芸術が離れてしまって久しい。
アートはもともと技術と芸術であって、離れてはいけないと考えております。
我々の研究室でも芸術というか、技術を使って人間に感銘を与えるような、そういったものに関する研究もいくつかありまして、
研究室の卒業生でもそういう分野をやっている人もいます。
常にそういうことには興味をもっていますので、こういうことがやってみたいという方がいらっしゃいましたら、訪ねて頂ければできる範囲でご協力致します。
今日ご紹介できなかったこともたくさんありますので、もしご興味がありましたら、私の研究室のウェブサイトをみていただければ、
いくつかの今日ご紹介できなかった研究も載っています。
舘先生の研究室のホームページアドレス
http://www.star.t.u-tokyo.ac.jp/information/introduction-j.php
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