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佐藤哲也氏の紹介
司会 武田計測先端知財団理事
SRIインターナショナル日本支社代表
唐津 治夢 |
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佐藤哲也氏の紹介 |
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財団理事の唐津でございます。佐藤哲也先生のご紹介をさせていただきます。
佐藤先生は、今は地球シミュレーターセンターのセンター長ということでいらっしゃいますが、
1963年に京都大学の大学院工学研究科の電子工学科をご卒業なさいました。工学博士ですが、専門はプラズマ物理学です。
物理学の中でも原子核をばらばらにしてしまってどうなっているのかというような領域から始められまして、シミュレーションサイエンスを専攻されました。
その後、京都大学の理学部助手、東京大学理学部助教授を経て、広島大学の教授に就任されました。
コンピューターシミュレーション、それから宇宙空間・核融合プラズマ研究というような、なかなかひとことでは説明しにくい、
難しい領域のお仕事をしていらっしゃいます。
その後、核融合科学研究所の教授、理論シミュレーションセンター長、副所長と経られて、
2002年の4月から海洋研究開発機構地球シミュレーターセンターのセンター長に就任されています。
核融合科学研究所の名誉教授であると同時に、総合研究大学院大学の名誉教授でもあるという方でございます。
これまでにたくさんの賞をお受けになっていらっしゃいます。
例えば仁科記念賞ですとか、米国のコンピューターワールドオナーという、
21世紀に向けてこんな面白いことができますよというようなことの賞をお受けになっているんですが、
非常にユニークな東京クリエイション大賞技術賞をお受けになっておられます。これはファッション協会という団体が出している賞です。
ファッション協会ですから、例えば山本寛斎さんとか、そういう方がお受けになる賞ですが、
佐藤先生はこのファッション協会の出しているクリエイション大賞の技術賞というのをお受けになっています。
さきほど先生のお話を伺ったのですが、先生がこれからお話の中で紹介されるように、地球全体が今どういうふうになっているのだろうか、
それを我々がこれからどういうふうに考えていかなければならないのだろうかということを提示、
として見せるという視覚化についてのお仕事が中心になっておりまして、サステイナビリティ、つまり地球の我々や、
宇宙船地球号がこれからどうやっていったらいいのだろうということについてのイメージをわかりやすく提示しているということから
クリエイション大賞というものをお受けになったのじゃないかと思います。
私ども、武田財団がずっと標榜しております、科学や技術が生活者の手元に届いてこそ価値があるということをまさに、
具体的に実践しているということがこういうクリエイション大賞という、非常にユニークな賞の受賞につながってきているのではないかと思います。
それでは佐藤先生、ご講演を、よろしくお願いいたします。
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