花の事業の効果
[図37]、[図38]、[図39]
次に青森の花の事業ですけれども、99年の10月に会社をつくりまして、ハクサンという会社と共同でやっております。年間400万ポット、売り上げ規模は4億円強ですが、創業1年半で黒字を達成しまして順調な事業を展開しております。花の温室栽培工場では、アジア最大だと思っております。見渡す限り大温室工場で、年間400万ポットを約40人くらいでつくっているところです。いろんな花をつくっておりまして、特にミニミラがヒット商品になっています。
[図40]、[図41]、[図42]、[図43]、[図44]
次々に新しいのを出していかないといけないということで、ラベンダーなどの新品種もつくりました。特に環境への貢献ということで、クチナシなど環境浄化に強いものをつくっています。参考までに大気の冷却能力が高く1.7倍ぐらいです。相当NOx(窒素酸化物)の吸収の高い商品をつくったという事で、地味な製品ですが着実に売れています。他に今年から販売開始したのですが、伸びない芝、1回刈るだけで手が掛からないので、いろんなゴルフ場からも引き合いを頂いて、丸山茂樹のおやじさんも栃木でゴルフ場を経営しているそうですが、ぜひ入れてくれという話も頂いております。
[図45]、[図46]、[図47]、[図48]、[図49]
その他に、屋上緑化の事業をやっておりまして、今年度の第4四半期は黒字になったので、来年度は通年で黒字にしていきたい。これは屋上での実験ですね。3センチでも5センチの厚みでも中国の泥炭を使うとわりあいと育つということであります。植えくらべすると薄い層でも花が咲くということです。その理由として、特に腐植酸が非常に多いところが大きな力になっております。屋上緑化をやると冷却効果は、だいたい4平米あると、家庭用エアコン1台つけている冷却効果があるとうことで、貢献できているかなあと思います。
[図50]、[図51]、[図52]
病院なんかでも、だんだん屋上緑化を取り入れるところが多くなってきていますが、これは病院での施工事例です。これは東京都議会議場屋上もやらせていただいておりまして、ぜひ見ていただければと思います。これは大阪でのオフィスビル屋上です。このように、かなりの件数の実績をあげてきております。
[図53]、[図54]、[図55]、[図56]、[図57]、[図58]
あと、中国での泥炭採掘事業ですが、中国の内陸部の開発に貢献しようということで、四川省に本社を置いてやっております。これは採掘地の写真です。この畑の下に泥炭が眠っておるという状況です。これは採掘現場で、できるだけ内陸部の少数民族の人たちの所得向上、経済発展に貢献しようということで人海戦術で掘っている。これは加工工場です。これは中の工場で殺虫などをして出荷しているところです。これはポップです。
[図59]
まとめに入りたいと思います。宮田さんもおいでですが、日経のバイオテク、私どもいつも楽しみにしております。やる前は、十両の西三枚目で、虫眼鏡でみないと見えない状況だったのですが、年々評価していただいて、2001年から三役入りし、2002年から関脇で、今年は大関までいけるかなと思ったのですが、なかなか壁が厚くてまだ関脇です。サントリーさんは上の方におりますので、早く並ぶところまでいきたいなと、楽しんでがんばっております。
[図60]
総括しますと、私たちは実は、オーストラリア、インドネシア、中国、日本もそうなのですが、バイオマスで、いろんなところに直接商品として、販売したり加工を加えていったりして、そんな時代のニーズに、マッチングして、努力すれば努力するほど売り上げを伸ばせる状況にあるなあと思っています。ただ、私たちは日本の経済発展にもっともっと貢献したいので、現状は海外のバイオマスに依存するのが多いのですが、将来的には日本の建築廃材とか木材とかセルロース資源を活用して、日本でもどんどんそういう事業を興していきたいなと思って、そういった技術開発、まだ外には出していないのですが、そんなこともやっております。
今後の事業計画ですが、バイオの時代と言われながら、新しい事に取り組むと課題が出てきて、次のステップに進むのに、時間がかかるのでどうしても後ずれしてしまいますが、流れはあるなと、自動車がどんどん成長するので後をついていけないのですが、いずれ2020年の段階では6,000億円ぐらいの利益を上げて、自動車事業に並ぶぐらいの事業に育てたいという野望を持ってやっております。大変雑駁ですが、バイオの取組み状況をご報告させて頂きました。ご清聴ありがとうございました。
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