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Q & A
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パネル討論



築島幸三郎


トヨタ自動車(株) バイオ・緑化事業部部長
築島 幸三郎



トヨタは、なぜバイオテクノロジーに取り組むのか BACK NEXT

バイオと機械工学の複合が必要

[図24]、[図25]
次にベトナムでのハイブリッドライスの開発ですが、ホーチミンで4年にわたって実験をやってまいりました。現地のチャンピオン品種にくらべて、うちの持ち込んだF1品種のほうが大変収量はよかったのですが、さきほども申しましたように、米の価格が下がっておりますことから事業性が難しく断念しております。バイオの研究者だけにやらせると米のハイブリッドつくるときのやり方が稚拙というか、これは機械工学との組み合わせでやれば日本でも可能性があると思ってまして、今忙しくてできませんが、いずれバイオと機械工学との複合で事業に持ち込みたいと思っています。


ユーカリの植林や砂漠緑化植林

[図26]、[図27]、[図28]
オーストラリアの植林事業ですが、三井物産さん、日本製紙さんといっしょに2カ所でやっております。かつてヨーロッパからの入植者が牧場をつくるために、ユーカリの森林を掘り起こして牧場にしたところを、私たちがまた土地を買わせていただいて、またそこに木を植え直しているところです。

















[図29]、[図30]
ユーカリで、紙パルプ用の原料を供給しようというもので、大変成長が早く、均質の森林をつくろうという試みもやっております。ちなみに、二酸化炭素の吸収にどれぐらい貢献しているのかということでカウントしてみると、1ヘクタール年間23トンぐらいの吸収の効果があるので、それは自動車10台分ぐらいの吸収効果があるということです。1,750ヘクタールということは、17,000台強の排ガス吸収効果があるということで貢献しているのかなと思っています。実は、私どもが買った植林地にも、塩類が集積した箇所があります。木を切る事によって地下水が、地下の塩分を引き連れて上がってきて、水は乾燥して塩が残るのですが、オーストラリア政府も植林を奨励しており、我々も大地が死んで行くのを防止するのに貢献しているのではないかと思っています。





[図31]、[図32]、[図33]、[図34]、[図35]、[図36]
次に中国の砂漠緑化植林ですが、北京の北、180キロの所です。満州族の方が住んでいるところです。植林する前はちょっと風が吹くと、砂煙りが立つという状況でした。これは埴栽直後と2年後の姿です。大変荒涼としたところでしたが、実際植林すると風速が弱まったり、砂の移動が止まったりして、植えていないところまで植生が変わってきたりする現象が起こってきます。上は砂が深い、それがこのように砂の移動を止めるのです。私たちは社会貢献で、植林するだけでなく大規模植林をすることで、生態系がどういうふうに変わるかといろんなモニタリングの装置も持ち込んで、うちの研究者たちも国際砂漠化学会などでもデータを発表させていただき、中国の科学院などでもご活躍いただいております。ちょっと興味深いところを紹介しますと、砂の飛ぶ量というのはまだ木が育っていないときには、北からの風でずいぶん飛んでいたのですが、育ってくるとほとんど飛ばなくなったという状況です。あと、砂漠地は地温の日変化が大きいということなのですが、徐々に植生がしっかりできてくると平準化してくる。

図24
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図25
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図26
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図27
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図28
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図29
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図30
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図31
[図31]


図32
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図33
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図34
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図35
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図36
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Last modified 2005.3.1 Copyright(c)2002 The Takeda Foundation. The Official Web Site of The Takeda Foundation.