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1.情報化社会における発光半導体デバイスの役割
急速に発展している情報化社会において、大量のデジタル情報が家庭やオフィスで日常的に使われるようになり、生活者に様々な価値をもたらしている。デジタル情報の表示および、記録のキーデバイスとして発光半導体デバイスが利用されている。発光半導体デバイスとは発光ダイオード(LED)およびレーザダイオード(LD)を総称したものであり、それぞれ目的に応じて利用されている。
赤色、緑色の発光半導体デバイスは1970年代に製品化された。LEDは、多くの電気製品の表示ランプや電光表示板などに用いられている。また赤色LDは光ファイバ通信用デバイスや光記録装置における光ピックアップとして広く利用されている。
青色発光半導体デバイスが開発されれば、三原色が半導体デバイスで揃うことになり、鮮明なフルカラー表示などの応用が広がる。また青色LDは短波長であり、細い光線を得ることができ、高密度記録が可能な大容量光ディスクなどへの応用が期待される。このような応用のための青色発光半導体デバイスの開発が強く望まれていた。
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