スティーブン・P・A・フォダー |
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[図 23]
[図 24]
[図 25]
[図 26]
[図 27]
[図 28]
[図 29]
[図 30]
[図 31]
[図 32]
[図 33]
[図 34]
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[図 23]
製薬企業やバイオテクノロジー企業では、マイクロアレイは創薬や薬の開発のいろいろな局面において多用されています。歴史的には、この技術は研究開発の初期に主として使われていましたが、最近ではもっと下流の前臨床試験や臨床試験(Phase I, II, III)の毒性研究にも使われるようになってきました。この研究の目的は、もちろん、研究から生まれてきた新規化合物をより効率的に、リスクを少なく臨床試験に進めることです。
[図 24]
次にお話するのは、現在注目を集めており、また、次の講演者がより詳しくお話されると思われますが、がんの分子生物学的同定にマイクロアレイを使うという話です。これは技術の直接的な応用であり、個人別(personalized)医薬や治療の問題に大きな影響を持っています。マイクロアレイを用いることにより、がんのような複雑な疾患についての診断や分類、予後及び治療法選択に関する非常に具体的な問いを発することができます。
[図 25、26、27、28]
現在までにこの技術は、前立腺がんの診断(図25)、様々な種類の白血病の分類(図26、27)、患者の生活の質(QOL)を考慮して治療方針を選択する必要のある子供の髄芽細胞腫(図28)について使われてきました。この種の研究の目的は、異なる予後を持つ腫瘍の判別と、最終的には患者の治療の選択を改善することです。
[図 29]
このトピックについては、我が同僚ブラウン博士のものを含む多くの様々な科学的発表があります。
[図 30]
現在、がんの多種類の遺伝子を検索し、がんをサブクラスに分類する遺伝子チップを作ることができることを示唆する研究もあります。
[図 31]
これは、一つのチップで診断と予後判断の両方を行うものが作られる可能性を示唆するものです。
[図 32]
次にDNA塩基配列変化の問題について簡単に述べます。
[図 33]
これは大変重要な問題です。なぜなら私たちは基本的には同じ遺伝物質によって構成されているからです。私たちは同じゲノムを共有していますが、もし私たちが変化の遺伝的基礎を知ることができれば、我々の間の遺伝的変化を理解することができます。最終的に私たちがしたいことは、ヒトゲノム塩基配列上での変化とそれが遺伝子発現に与える影響を結びつけることです。
[図 34]
さらに、もし私たちが遺伝子変異を理解することができれば、人々を、ある治療に対して効果を示すグループ、効果を示さないグループ、あるいは悪い効果を示すグループに分類し、適切な時期に適切な医薬品を個人別に投与することが可能になります。
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