西村先生講演
1.経済のための研究と学問のための研究
2.利潤を生み出す仕組み
3.死の谷あるいは悪夢
4.生活者にとって解決すべき問題の設定からはじめる研究開発
5.研究のための研究
6.二つの価値を区別すべき


武田計測先端知財団第一回座談会

「生活者にとっての価値を実現する研究開発」


日時: 平成15年8月5日 10:00〜13:00
会場: 武田計測先端知財団




西村吉雄先生(大阪大学フロンティア研究機構特任教授)
 
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[図 1]

[図 2]
1.経済のための研究と学問のための研究

(西村)
(図1)  経済のための研究と学問のための研究、別の言い方をすると、手段としての研究と、その研究自身が目的であるような研究、いわば生産財としての研究と消費財としての研究、いろいろなパラフレーズの仕方ができます。(図2) ここの財団の言い方とも密接の関係のある言い方をすれば、生活者のための研究と、研究者のための研究、こんな言い方もできるかなと思います。それから今のDisciplineの問題が出ていましたけれども、生活者はDisciplineの外で暮らしているわけです。そこで評価される研究と、Disciplineの内部で、研究者集団の中で評価される研究、そういうようないくつかの分類ができます。大学は以上の分類の後のほうばかりずっとやってきました。けれども、これからはだんだんそうはいかなくなってきましたよ、そんな議論をしたことがあります。



 
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