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第3回
手話の脳科学 −脳はどのように言葉を生みだすか−
レポート
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第3回リーフレット
日時: 2005年7月8日(金) 18:30 - 20:30
会場: カフェ・デ・ザルチスト、東京都庭園美術館内
本日のカフェのテーマは「手話の脳科学」どんな議論になるのでしょう。
堀田凱樹先生の発言もそのまま通訳されていきます。右手前が手話通訳の高山さん。
手話が母語の木村晴美さん 手話と日本語の「文化」の違いを分かりやすく教えてくださいました。
手話通訳の伏原桃子さん(左)と高山智恵子さん(右)ありがとうございました。
講師の酒井邦嘉先生(東京大学大学院 総合文化研究科助教授)
モデレーターの三井恵津子プログラムオフィサー。
手話の文化について初めて知ることが多く圧倒される参加者。
参加者全員で手話で拍手しているところ。拍手喝采でした。
酒井邦嘉先生の呼びかけメッセージ
今回は、手話をサイエンスの対象として考えてみましょう。
・手話は昔の誰かが作ったわけですが、どうして自然言語だと言えるのでしょうか?
・類人猿は、本当に人間の手話を覚えられたのでしょうか?
・なぜ、世界共通の手話は普及しないのでしょう?
こうした手話に関する疑問は、言葉を生みだす脳のしくみがわかると、すっきり解決します。実際、日本手話による文章理解が音声と同じ左脳優位であることが、今年になって初めて証明されました。日本手話の通訳の方をゲストにお呼びしますので、身近な言語の問題について自分の脳と言葉を使いながら議論しましょう。
(参考図書:酒井邦嘉著『言語の脳科学 - 脳はどのようにことばを生みだすか』中公新書, 2002年)
討論の詳細は、
堀田凱樹/酒井邦嘉 著 中公新書 「遺伝子・脳・言語----サイエンス・カフェの愉しみ」
をご覧ください。
Last modified 2007.3.27 Copyright(c)2005 The Takeda Foundation. The Official Web Site of The Takeda Foundation.