始めに今回の受賞の機会を与えてくださいました、武田計測先端知財団の理事長の武田郁夫様をはじめ財団の皆様に深く感謝いたします。また皆様にはご多忙のところ、今回の授賞式にご参集いただき、本当にありがとうございます。今回私が受賞いたしましたのは、衛星搭載の降雨レーダの開発ということですけれども、比較的私がやったのは、一番シンプルなタイプのレーダの開発を手掛けたわけです。まだまだより進んだ降雨レーダというのがあります。多周波のレーダ、それからパルス圧縮タイプのレーダ、ドップラーレーダ、偏波レーダなど、いろいろなものがあります。こういうふうな新しい技術に、若い人たちが是非チャレンジしてもらいたいと思います。今回の私の受賞が、特に若い世代の人々の励みになればと思って喜んでおります。成果というものは決して一人でできるものではなくて、やはり私を支えてくださいました、通信総合研究所の非常に優れた同僚たち、それから宇宙開発事業団、米国NASAをはじめ多くの友達、同僚、先輩、一人一人に感謝する次第です。こんな所で言っていいのかわかりませんけれども、あえて言うなら、私にしたい放題、研究をさせてくれた家内に感謝したいと思います。
本当に今日はありがとうございました。
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