武田シンポジウム2020 プログラム

武田シンポジウムは2020年3月15日に非公開で開催しました。
武田シンポジウム2020
新型コロナウイルスなどの感染症の拡大防止のため、公開中止。
ご希望の方には、講演の映像をお送りいたしますので、お申し込みください。
「ここまで 来ました」

プログラム
 
[開会の挨拶]唐津 治夢(財団理事長)
 
[講演1]黒田 玲子、(中部大学特任教授)
巻貝の巻型を決める遺伝子を同定
アクチン伸長に関わる遺伝子が受精卵時から体の左右性を制御している。アミノ酸配列に高い相同性がある蛋白質が2つあると右巻に、1方が欠けると左巻になる。分子間相互作用を解明中。
 
[講演2]髙橋 恒一、(理化学研究所 チームリーダー) 
AI駆動科学とその社会と人間性への影響
AIやロボットによる自動化が科学研究を変化させつつある現状を生命科学分野を中心に紹介する。また第五の科学「AI駆動科学」の成立が社会と人間性に本質的に影響し近現代という時代を終焉させる可能性を考える。
 
[講演3]中釜 斉、(国立がん研究センター 理事長・総長)
がん医療の革新
近年のゲノム解読技術の革新的進歩により、個々のがんは極めて多様な変異を有する不均一な細胞集団(クローン)により構成されていることが明らかになった。クローン進化的ながんの進展プロセスの解明による治療の最適化とがん克服戦略について論じたい。
 
[総合討論]司会 唐津 治夢
黒田 玲子、髙橋 恒一、中釜 斉
 
[閉会の挨拶]大戸 範雄(財団専務理事)